■YAMAHA VMAX 1700 (VMX17) メンテナンス編

 

リアサスペンション交換記


リアサスペンション交換
予想通りの大事(おおごと)になりました

 

 

garage Ak!rA

 

<2014年5月>

初の大規模(?)整備です

 2014年5月、2回目の車検完了。総走行距離は44000kmちょい。

 これまで放りっぱなしだった(ホント手間掛からずだったよなー)VMAXだが、さすがにあちこち見てやったほうがよさそうな時期に来ている。
 さて、んじゃこれからいろいろおっ始めますかね。

…というわけでまずはと手をつけたのがこれ、リアサスペンションの交換

 正直今、普通に走っていてサスに極端な劣化を感じるようなことはない。

 よくよく考えると路面の段差越えのコツコツが大きくなった気がしないでもないし、バンプ通過後の収まりも遅いかも…とまぁその程度だ。

 でもサスの劣化はオーナーにはわかり難いものだし、距離から考えてメンテ時期であることは間違いない。この辺りできっちり交換してやるとしよう。
 そして本来は前後(フロント・リア)同時に整備するべきなのだろうけれど、理想と現実には常に隔たりがあるものなのだよ。
#主として予算的に。


 さて、今回交換するのは純正品だ。
※というか、VMAX1700用の市販リアサスって見たことないんだよなー

 この品物、今を去ること4年前(だったかな?)に、ツジタケさんからローダウン化の際に取り外した新同品を譲ってもらったもの。
 「いや~、出所のはっきりしてる品物って安心して使えていいわ~」(喜)

 頂いた直後にシリコングリスアップ&ビニールぐるぐる巻きして冷暗所(?)保管しておいたので今も見た目は新品のままだ。

 モノは万全として、問題になるのは交換作業。
 隼の時にはかなり苦労したのだけれど、さてどうなりますやら。


 前準備的には、とにもかくにも整備書(サービスマニュアル)を熟読するのだけれど具体的手順はどこにも書かれていない

 マニュアルを読んだことある人ならお判りのとおり、この手の本には例えば「リアサスペンション本体を外す手順」は書かれているが、「そこに至るまで(リアサスを露出させるまで)の手順」は書かれてはいないのだ。

※言い方を変えれば、手順は部位別・個別に書いてあるので目的によりそれらを自分で組み合わせて考えるということ。

 それではとWEBをチェックするがこちらにも情報は皆無

 リアサスを交換(ローダウン化)している人は相当数いるのだけれど、さすがに自分でやっている人はほとんどいない。
 「そうだよなぁ、皆車両購入時に頼んじゃうんだろうしなぁ。」

 見つけたのは「VMAX取扱店でのリアサス交換の標準工数は3.0h」という情報くらい。

 「そうか、なら俺がやるなら"3倍の遅さ"って事で9時間くらい見ておけば良いかもな」(を、判ってるじゃん)


 休日の朝、作業開始。

 情報の無い手探りの作業となるので、これまでの経験を踏まえ「迷ったら外す方式」をとることにした。
 余計な手間が増えてしまうが、まぁ安全第一でいくとしよう。

 このとき注意するのは「元々どう付いていたか」を記録しておくこと。いや、こういうときにデジカメってホント便利だよねぇ。

 まずは車体をじっくりと観察。

 VMAXのリアサス本体はかなり寝かせてセットされている。

 下側ボルトは排気チャンバーの上に。上側はエンジン直後に。
 そして当然スイングアームとの間にはリンク機構が。

 むー、こりゃ工具の入る隙間も何もあったモンじゃないな。後ろ半分全部外さないとダメかな?面倒くさくならなきゃいいけど。(←なるよ!)

 考えた結果(&先の方式のとおり)、やはりシートレール(後ろフレーム)以降は全部外す事にした。

 そしてマニュアルを読んでいて気づいたのだけれど、燃料タンクの項には「タンクはシートレールと一緒に取り外すこと」との記述がある。
 だからどうやらタンクも一緒に外すことになりそう。面倒くさくならなきゃいいけど。(←なるよ!2)

 前後シート、キャリアフック、リアフェンダーをさくさくと外す。

 リアフェンダーのインナー最後部はテールランプ一式と一緒に取り外す。

 プラスチックのインナー部分は3分割になっている。中央部はちょい複雑な形状なのでポッチだけ外してとりあえず放置。


この手のポッチの扱い方は今更書かなくても大丈夫ですよね?

 左右サイドカバーを外してその中身。実はこれがいろいろ問題だったりする。

 左は特に大物はなし。

 燃料投入口からのオーバーフローパイプ(だよな?)が横切っているのでそれを引き抜く程度だ。


左サイドカバー内部はシンプルで

 問題は右。
 電装系のコードがこれでもかというほど延びてきている。

 正直何がなにやら状態なのだけれど、幸いなことにここ(サイドカバー内)で完結しているものが多く、そこから後ろへ伸びていてシートレールと一緒に外さなくてはいけないものはさほど無いようだった。

 サイドカバーから後部へ伸びているのはレギュレータ(?)へのコネクタが2つ。 
 EXUPコントローラへのコネクタとコントローラ本体。
 あとはテールランプ&ウインカー周りの配線。
 ケーブル以外では、リアブレーキのリザーバタンクとそこまでのホース。

 これらをフリーにしたあとで、サイドカバー内側のパネル自体も外しておこう。


右側内部には延々とコードが


リザーブタンクもお忘れなく


 リアサスのサブタンク・設定変更ダイヤルの類もフレームに付けられているので外す。
 左サイドにイニシャルとtein、右サイドのcompの計3箇所だ。


これは右側

<余談>

 山ほど出てくる外したボルト類の処理なのだけれど、今回はビニール袋に部位別に分類しておいた。
 また一部のボルトは外した穴に仮止めで対応。

 外したパーツを取り付ける際、ボルトが「無いと付かない」なら仮止めの方が便利だし、「付け忘れる可能性がある」なら分類保管のほうが良いと思う。

 おかげで今回は俺にしては珍しく「あれ?このボルトどこのだっけ?」は無しで作業を終えることができた。


ラベルは必須ですよ

<余談2>

 そしてこの作業の辺りから、フレーム周りにぶらぶらとぶら下がるモノが増えてくる。

 気にしない人はキニシナイだろうけれど、フレームって結構小傷が付きやすいので養生しておくと安心できるかと。
(ページトップの画像の黒黄トラテープが養生用)


 お次は危険で危ない(重)燃料タンク周り。

 タンク上部にあるコネクタ(燃料計用?)は普通に外す。
 重要な燃料パイプは、整備マニュアル記載のとおり「カチッと上げてカチッと押してスポっと抜く」

 ここにはあえて詳しく書かないので、必ずマニュアルを参照してください。
 そしてマニュアルを持ってない人は自分で作業しないほうが良いです。燃料周りは失敗すると大変な事になりますよ。

 外れたチューブもタンク側のパイプも、テープでぐるぐる巻きにして密封しておく。

 それにしても、この作業が燃圧がかかっていないタンク側でできるのは非常に楽だ。
 「隼の時なんて周囲がガソリンまみれになっちゃったしなぁ…」(まぁあれは燃料ポンプ自体の修理だったしね)


少量とはいえガソリンが漏れるのでウエスを準備

 ここでそうだと思いついて、天井から釣ったタイダウンベルトをシートレールに引っ掛けておく。

 この先シートフレームを外すことになるのだけれど、満タンに近いタンクも付いてるわけでだしどれくらいの重さになるかわからない。とりあえず保険保険っと。


何事にも保険は有効です


 左右サイレンサーの取り外し

 サイレンサーカバー外してエキパイとのバンド緩めてボルト1本外せば良いので至極簡単。

 ついでにチェック。ガスケット問題なし、エキパイ内部の汚れそれほどでもなし。
 普段掃除しにくいサイレンサーの内側(ホイール側)にはいろいろと付着物が。これは取り付け前には掃除しないといけませんな。

 さてあとは…これでいよいよシートフレームのボルトだけになったのかな?


 取り付けボルトは左右2本ずつの計4本

 たっぷりとラスペネ(WAKO'Sの例の奴)をかけての取り外し、ボルトは意外に固くなかった。(ラスペネのおかげかも)

 すんなり緩んで抜けたので、サブフレームの上部をつかんでえいやと持ち上げる。
 「を、そんなに重くない。これなら1人でも平気だわ」(←ダメだったらどうするつもりだったんだか)

<余談>

 実はこの時点で、フレーム側に付いたままのフェンダーインナーの中央部が前部と繋がっていたため抜けず慌ててしまった。

 インナーは完全に外さなくても良いので、ボルトの類を全て外してフリーにしておいたほうが良いです。


フェンダーインナーの中央部

 外したシートフレーム&タンクはダンボール4枚重ねのうえに鎮座させる。

 左サイドあたりに凸部があるのでやわらかい場所におく必要あり(ここがダンボールに刺さっていた)


背景が汚くてすいません

 改めてフェンダーインナーの中央部を取り外して、ついでに前部も外そうかと思ったのだけれど、左側の配線が面倒そうなので上にめくるだけしておくことに。


やっとサスペンションが見えました
結構左にオフセットされてるんですね

 よーし、これでやっとリアサスまでたどり着いたかー
 そしてここまでで4時間かー

 あー腹減った。飯食おうっと…

 飯食ってヤボ用片付けての作業開始は夕刻から。さーやるどー

 さて、この先リアサス本体を取り外すためには、スイングアーム(&リアホイール)から加重を抜いてフリーにしなければならない。
※加重が掛かってサスが縮んだままだと抜けないから…ってのは言うまでもないことで。

 従って、今のようにリアスタンドでスイングアームを持ち上げた状態では取り外せない。
 車体はメインフレーム側で持ち上げる必要がある。

 隼の時には比較的軽量だった(そうか?)ので脚立で釣ってみた
 さて、300kgオーバーのVMAXではどうしようか。

 車体周辺をぐるぐる3周して見つけたのが、メインフレームの左右スイングアームピボット付近にある比較的フラットな場所。
 ここならパンタジャッキがかけられる…かな?

 どれどれと左右に4輪用パンタグラフジャッキをセットして持ち上げてみる。

 うん、よし、大丈夫そう。でもこの方法、絶対ショップじゃやらないだろうな。(というかやられたら怖いわ)


丁度ステップの下辺り
ちゃんとゴムとか噛まさないと傷が付きますからね

 手前味噌だけれど、この両側パンタジャッキ方式は至極便利だった。
 手間はかかるが高さの微調整が簡単だし、左右別々に調整できるからだ。

 車体を上げる量は、リアスタンドからフックがごく僅かに浮く程度。上げ過ぎるとこれまたサスの取り外しが面倒になる。

 そして何よりこの状態なら、万が一ジャッキが外れて落下した場合の被害も最小限になるはずだ。


少し浮いているのわかります?

 それではと、加重の抜けた(はずの)リアサスペンションとリンクを外しに取り掛かる。

 まずはリアサス周りのナットを全て緩める。
 頼みはこれまたラスペネと、トルク管理をあきらめてブレーカーバー(もしくはスピンナハンドル)と化しているロングトルクレンチ。

 ナットの大きさは様々。確か14,17,19,22,24と使ったはず。(27も使ったかな?)
 工具も先のレンチとTレンチとラチェットとメガネを併用。

 ラスペネのおかげか状態の良さか、これまた全てのナットがすんなりと緩んでくれた。
 締め付けトルクはそう高くなさそうなので組み立て時には気をつけないと。

 そして緩みはしたものの、ここからとり外すのに大わらわとなる。


上部リンク周りはこんな感じ


ナットは比較的簡単に外れました


ちなみにナットはこちら側にも
(これは外した後)


 まず一番下のアンダーボルト

 ボルトは抜けたのだけれどカラーが抜けない
 サスはカラーごと車体に固定されているのでこれも引き抜かなければいけないのだ。


これはボルトを引き抜く前
このボルトの周りにカラーが入ってます

 手掛かりは見つからない。中空なのでパイプの内側に突っ込んで固定できるブレーキ用のキャリパピストンツール的なものでもあればいいのだろうけれど。

 結局、ウエスを巻いたラジオペンチでごく僅かできた端を掴んでなんとか引き抜いた。
 ふー、状態良好でこれだから、錆びとかで固着してたら恐ろしい事になりそうだな。

 リンク周りのボルトではまた大騒ぎ

 ナットは外れたのだけれど、残ったボルトが抜けてこない。

 見るからに複雑な形状のボルトは、左右にネジが刻まれていて各々直径が違う。
 構造的に直径が大きいほうに抜けるはずなのだけれど、ゴムハンマーでコンコンやっても動く気配なし。

 う~と考えていて気が付いた。「大きいほうの内側にヘキサボルト用の穴があけられてるじゃん!」

 ヘックスを突っ込んで回す。と、するすると抜けてきた。

 うへー、こんな仕組みだったのか。
 ってことはさっき外した左右のナットは単なる緩み止めかな?ならそんなにトルク掛かってないってのも納得できるんだよな。


つまりこういうことです

 1つずつ慎重に外すボルトとナット、そして内部のカラー。
 付いていた位置と順番を間違えないようにトレイの上に並べておこう。

 リンク機構を外して、やっとリアサス本体ともご対面だ。


順番に並べている…つもり


外れました


 外したパーツを一生懸命磨く。
 中のカラーももちろん綺麗に。

 そしてベアリングの類に給脂しなきゃと覗いたら、なんか見たことのないモノになっていた。

 見た目はニードルベアリングだけれど、プラスチックっぽいカバーでシールされている感じ。
 これなんだろ?でもまぁグリスを入れておいて悪い事はないだろう(よね?)と、いつもどおりウレアグリスを塗りたくる。

 「それにしてもこのボルト類の形状といいリンク周りの造りといい金掛かってるよな~」


あちこちにこういう感じのベアリングが


格好いいパーツ群(のひとつ)


 交換するリアサスペンションは先のとおり状態良好。
 念の為ロッドに薄くシリコングリスだけ塗っておく。


新旧比較

 取り付けは外したときの逆手順

 ボルトナットの位置と向きも注意…と言いつつ、リンク周りは入るところにしか入らないようにできているっぽい。
 だから間違える可能性は少ないのだけれど、一番格好良いパーツには上下指定があるので注意すること。


一番格好いいパーツと上部マーク

 そしてこの時、各ボルト穴の位置を合わせるのにスイングアームを上下させる必要がある。
 この微調整時に先のパンタジャッキがまたもや活躍してくれた。


 手ルクレンチを駆使して(?)取り付け。締め忘れ無しを指差し確認3回。

 一通り形になって一安心。
 「あ~、いつの間にか夜になってるぅ~」

 作業時間もトータル6時間になったし、とりあえずサスは付いたし、後は明日にするかー


なんとか形になりました


 翌日午前、作業継続

 リアフェンダーのインナーを戻してシートフレーム&タンクをセット。

 大物のシートレール&タンクは意外にすんなりと付けられた。
 何かに引っかかるとか挟むこともなく、誤差なしにぴったりとハマってくれた。
 外して付けただけだから当然とも言えるのだけれど、部品の精度が出ているのは間違いなし。

 ちなみにシートレールをセットする際、各種配線とかチューブとかがフレームの内外どちらを通るかをしつこいくらい確認しておくこと。でないと後で泣くハメに。
※ここ、今回は俺にしては珍しく泣かずにすみました。


スコンと一発で収まりました

 サスペンションから伸びた設定変更ダイヤルの類をフレームへ接続する。

 サイドカバー内部のパーツは、外した時同様右側が要注意。

 長々と伸びた配線&チューブを、撮っておいた画像を確認しながら戻していく。
 これまた通す場所を間違えると後で泣けるので要注意。

 テール周り接続。

 左右ウインカー、テールランプ、ポジションランプ接続。キーオンしての動作確認もOK。

 燃料系接続。

 キーオンしてしばらく待つ。(燃料ポンプのエア抜きの為…ってのは気休めかな?)

 どきどきしながらセルオン、エンジン始動……OK!
 「よーし、燃料系の接続も大丈夫そうだな」

※この時気づけば良かったんだよな…(後述)

 リアフェンダー、シート等々外装を戻して終了。

 ふへー、今日ここまで2時間ってことはトータル8時間か。いや、でも予定の9時間より早かったじゃん!(甘い)

 新しいリアサスのセッティングは、ナラシをするためほぼ全抜け(最弱)にしてある。
 んじゃちょっと試してきますかとあらためてエンジンを始動して暖機を…「あれ?」

 いつもどおり機嫌よくアイドリングするエンジン。しかしメーターパネル内には黄色いエンジン警告灯が点きっぱなしになっている。

 あれれと覗くと、サブパネル上のいつもオドメーターが表示される場所に「17」という見慣れない数値が。
 「うがー、エラーコードが出てるぅ」

 VMAXは、エンジン始動時のコンピューターのセルフチェック時にエラーがあるとここにコードが表示されるのだ。

 うはあ、なんかやらかしちまったのかぁ?俺!


 「エラーコード17って何だっけ?どこかで聞いたような?」とマニュアルをひっくり返すが載っていない。
 どこかでコードの一覧を見た記憶があるのだけれど…WEBでだったかなぁ?(情報募集中)

 それでは、と腕組みして考える。

 今回は何かを調整した部分はない。「外して付けた」だけだ。

 となるとコネクタの刺し忘れが第一候補、電装系であればやはり右側サイドカバー内が怪しい。
 「でもなぁ、そんなにガチャガチャやってないんだけどなぁ」

 シート外してキャリア外してリアフェンダーを取り外す。

 テール周りは動作確認済み。レギュ周り異常なし。あとは…「うひ~!この黄色と黒のコネクタは!」
 それはぷらんとフリーになったままのEXUPコントローラのコネクタでしたとさ。
#しかしなんでこんな裏側に回りこんでいたんだろう?何かの祟り?

 言われてみればあの17と言うコード、EXUPを外してしまった場合に出るコードだったかも。
※そしてこのエラーを消すために巷には「ターミネーター」というパーツが出回っていたりする。

 「天狗じゃぁ、天狗様の仕業じゃぁ~」とぶつぶつ言いながらコネクタをカチンと繋ぐ。

 キーオン、エンジンスタート。メーターパネル・サブパネル異常無し。全てよし、全部よし

 「ふへ~、1時間余計に使っちまったぜぃ。でもまぁ、こんなお約束の1つでもないと安心できないってもんよ!」(そうか?)

 戻して戻して戻して(略)

 もう一度指差し確認して、再々度エンジン掛けて様子をみる。
 いつもどおりと納得したら、今度は本当にテスト走行へと出発だ。

 走るはいつもの国道。
 設定が全抜きだからなのか、それとも新品だからなのか。確かにサスペンションはソフトに感じられた。

 フロントがそのまま(こちらもリアに合わせて設定は抜いているけど)だからそれほど違いは?と思っていたのだけれど、路面の継ぎとか乗り越えとかもずいぶん静かになったような。

 心配だった変な音とか振動はなくて一安心。80kmほど走って満足する。

 エンジンじゃないのでナラシにはあと100kmも走ればいいだろう、その後いつものセッティングに戻して再チェックする予定だ。

 新同リアサスでどれくらい変わるか・変わらないか、これから確認していくとしよう。


いつもの姿でテスト完了


 というわけで、トータルの作業時間は(予想通りの)9時間というところだった。

 特殊工具は必要なし。但し(CRC-556だけじゃなく)ラスペネだけは準備しておいた方が良し。
 VMAXだから錆び・固着を心配する車両は少ないと思うのだけれど、程度により作業時間は増減するはず。

 俺がもう一度やるなら2~3時間は短縮できるかな?いずれにせよサンデーメカニック的には結構な重整備なのは間違いない。

・とにかくバイクに触っていれば嬉しいという人とか、
・持ってる工具を使いたくて仕方ない人とか、
・小遣いが一銭もなくててひーひーしてる人とか、
・単にドMな人とか

 そんな人以外は、無難にショップにお願いした方が良いに違いありません(笑)

#さて、俺はどれに分類されるのやら。



 

 

 

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