■YAMAHA VMAX 1700 (VMX17) メンテナンス編

 

滑るグリップ(ヒーター)対応記

滑るグリップ(ヒーター)対応記
熱収縮カバー装着

 取付・夏グローブ   冬グローブテスト NEW

 

 

garage Ak!rA

 

<2022年9月> 取付・夏グローブ

なんとかしましょう

 VMAX1700のグリップが滑るのだ。

 きっかけは昨年末購入したRSタイチの冬グローブ
 走るとグリップが滑って手が疲れる。特に高速道路で顕著。「グローブの素材とグリップヒーターの相性が悪いのだろうな」とその時は書いたのだけれど。

 今年の夏、おりゃおりゃおりゃと走り回って、これまた変に手が疲れることに気が付いた。
 この時のグローブはメッシュ、もちろん昨年までは何も感じず。
 「こりゃいよいよグリップが(すり減って)ツルツルになってきたんだろうなぁ」

 ホンダのスポーツグリップヒーターを取り付けたのは2015年
 距離的にはさほど走っていない(?)けど、経年的にいろいろ出てきても不思議ではない。

 ちょい調べてみると「ホンダのグリップヒーターが滑る!」というのは結構ありがちな現象のよう。
 先達も多く、対処法もいくつかある様子。なら俺も考えてみるとしようか。

という辺りはBLOGでも報告済み

 とりあえずと探したのは、上記BLOGにも書いた熱圧縮カバーだ。

 作業簡単、グリップヒーターへの影響最小、何よりお手軽価格。
 「うん、まずはこれからだな」

     
※これまたBLOGに挙げた例

購入・取付

 さくっと購入。

 購入した品のサイズはφ40、200mm

 直径的にはグリップの外径が31.6mmだったはずだから圧縮すると丁度良いだろう。
 長さは半分に切ると100mmでちょい足りない(現グリップは120mm?)けれど、これは現物に合わせてからということで。

 実測での厚みは0.4mmというあたり。つまり巻くと0.8mm太くなる計算だ。

 グリップヒーターの購入時に「太いのは嫌だ~っ」と騒いだとおり、俺的に握った感覚はとても気になるところ。
 熱を加えるとさらに厚くなるのか、それとも薄く感じるか。これも出来上がってから検証ということで。

熱収縮カバー
よく見る柄ですね

 早速半分に切って現物合わせ。

 うん、このままでも大丈夫かな。あまりに短ければもう半分にして、グリップの両端に分けて貼ろうと思っていたのだけれど。(グリップの真ん中は握らない・使わないからね)

長さぴったり
というかむしろぴったりサイズでは

 ああ面倒だ面倒だと呻きながらハンドガードを外し(自業自得)カバーを被せる。

 片手で軽く押さえたら、ヒートガンの出撃だ。

ヒートガン
久々の出動

 配線の熱収縮チューブ同様、みるみる縮んでいくカバー。

 尤も太さが太さだけにこれはヒートガンでないと厳しいかもしれない。配線用ならライターで充分なのだけれどね。
 「うん、割ときれいに取り付けられたな」

貼り付け完了
綺麗に仕上がりました

 どれどれと握ってみる。

 心配だった握り心地は、未処理の右側と比べると若干太く感じる……かな?くらいの感じ。
 これなら操作性への影響も少なそうだ。

 それではと右側も同様に処理して、ハンドガードを戻す前にせっかくだからとレバーバラして給脂して、ワイヤーバラして給脂して。ああ面倒だ面倒だ……(自業自得)

取付完了
左右の柄位置を合わせて取り付けました(自己満足)

実走行

 某日テスト走行……と言いつつ、箱根まで出かけ、丸1日かけてトータル600km、うち500kmは高速道路とがっつり走ってみる。

大観山
素敵な天気の1日でした

 まずは握った時の太さ

 装着時同様、「ちょい太くなったかな?」くらいの印象だ。
 そこそこの峠道(椿ライン下り)をブリブリ走りもしたのだけれど、スロットルワークで気になることはなかった。夕方には意識しなくなっていたから「影響なし」としても良いだろう。

 そしてそもそもの原因、肝心のグリップ感

 「思っていた程ではなかった」というのが正直な感想だ。
 もっとビッタリくるかな?と思っていたのだけれど。

 グローブは前回同様のメッシュ。もちろん滑り自体は減って、高速道路でも前回並みに手が疲れることはなかった。
 ただ「引っ掛かり」が少ない。
 カバーがグリップ全体を包み込んでしまい「溝」が無くなったからだ。

 カバーのX型の模様が溝代わりになれば良いのだろうけれど、そこまでの引っ掛かりは得られなかった。
 「もう少しここに凹凸があれば」とも思うけれど、そうすると全体を太く感じてしまうかも。

 ★

……というわけで、「良くはなった、でも満足まではもう少し」な結果となった。

 この先寒くなったら、先の冬グローブとの相性と、グリップヒーターの熱伝導を確認しようと思う。
 あとは耐久性がどうなのかも。
※皺が出たり端が千切れたりしないかどうか

 もちろんこのまま使い続けるのだけれど、似た商品は多数あるのでいろいろ試すのも面白そうだ。
#そう、お手軽価格だしね(重要)

<2023年1月> 冬グローブテスト

こちらが本筋です

……というわけで、遅くなってしまったが肝心の冬グローブ走ってみるとしよう。そもそもはこちらが原因だったわけなのだから。

 2023年の初乗りとして海まで出かけてみた。ツーレポ的にはBLOG参照ということで。

グリップヒーター

 出かけたのは1月の3日、当然グリップヒーターは「強」で使用した。

 効きは……これまでと変わらないかな?
 熱量的に特に変化は感じなかった。ホンダ純正のグリップヒーターなのでそもそも激熱にはならないし、かといって冷えるようになったとも思わない。

 唯一、温まるまでの時間が長くなったような気が。まぁこれも気のせいの範囲なのだけれど。

 総体的に「グリップヒーターへの影響は少ない」として良いと思う。

グリップ感

 そして肝心の握り具合の方。

 基本的な印象は夏グローブと同様だ。
「悪くは無い、だがもう少し引っかかりが欲しい」

 高速道路での手の疲れは確かに減った。だがこれで良いか?と聞かれるとう~んと首をひねる感じなのだ。
 握り返しの多い街中ではさほど意識せずに済むのだけれど。

……というわけで、冬グローブ的にも「継続して使うけど、他に良い案が見つかったら試そう」となった。

 ホント、横1本でいいから何か出っ張りがあれば良いのだけれどねぇ。

<追記> 続編できました。
・続・滑るグリップ(ヒーター)対応記


  

 

 

■ご注意■
 当サイト内における整備・メンテナンス・操作は素人の手によるものであり、かつその記述内容には誤り、思い違い、記載漏れ等のある可能性があります。
 この為、説明を真似て作業した場合でも、故障、事故、怪我等の危険性があります。
 このようなトラブルにつき管理人は一切の責任を負いません。作業は個人の責任においてのみ行ってください。

■ VMAX1700 コンテンツ一覧 ■


  

戻る VMAXへ戻る