■変なもの好きですいません
メンテナンスという程ではないし、「VMAXのヘッドライトを黄色くしました!」とblogに書いて終わりにするつもりだったのだけれど、あちこちから反響があったのでサイトにも書いておくことに。
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さて、blogのとおり、VMAXにイエローバルブを入れてみる。
純正同様のH4ハロゲン、55/60W、そしてもちろん車検対応品。
価格は1個3K円以上と、H4ハロゲンにしてはお高めだった。
市販のイエローバルブには「平成18年(法改正)後の車両のヘッドライトには使用できません」の但し書き付きのものが多いのだけれど、これは一応全年式対応をうたっているバルブ。だから正確には「イエロー」ではないのかもしれない。
※車検時の「黄色かどうか?」の判断には検査官の私見も入るはずなので、実際にこのバルブで通るかどうかは不明。(後述)
blogと同じ画像ですが一応載せておきましょう
そして(今更という気がしないでもないけれど)VMAXのヘッドライトバルブの交換方法は以下のとおり。
・上下4本のボルトを抜いてヘッドライトボディを外す。
・裏のライトコネクタ(3相)を抜く。
・ゴムのカバーをスポっと抜く。
・バネ的に留まっているバルブ固定金具を外す。
・バルブを外し入れ替える。
…となる。
注意点としては、バルブ本体には素手で触らないこと。脂が付くと高温時にその部分が焼けてしまうのだ。
ゴムのカバーにはシリコンスプレーを吹いておくと、ゴムの保護と共に後の取り外しが楽になったりとか密閉性が上がるとか良い事多し。
そして個人的に雨の日は作業を避けるようにしている。
なんとなくなのだけれど、ケース内部に水分が入ると内側が曇りやすくなる気がするのだ。(本当のところは不明)
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さくっと交換したら、せっかくなので夜走りに出て確認してみる。
普段あまり夜は走らないのできちんと比較できているか判らないのだけれど印象を書いてみよう。
■走行中
・前方を照らす明るさはさはさほど変わらず。「そういえばちょい暗いかな?」程度。
・色合いは黄色くはあるが、特に気になるほどではない。
・なんとなく明暗の境がくっきりしているような?は気のせいか?
・ハイビームでは黄色を意識することはない。
・前を走る車のボディやウインドウに映るライトはきっちりと黄色。
こうしてみると黄色い光っぽいですね
乗り手からはこんな感じ(サイドスタンド状態)
■車体の見た目
・ライトは確かに黄色く見えるようになった。画像ではわかり難いが白色との違いは明確。
・印象はレモン色的な薄いイエロー。これはウインカーポジションランプの黄色(オレンジ)が濃いのでよりそう感じるのかもしれない、個人的には気に入った色だ。
中央ポジションは白色LED
画像だとわかりにくいですね
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さて、今回俺がイエローバルブを入れた理由は、恰好いいから。(個人の感想です←何を今更)
なので、一般的に言われている「イエローライトは悪天候時に見やすい」等には期待していないし気にしていない。
何しろ先のとおり、そもそも夜はあまり走らないのだ。
その意味で今回の交換は充分に満足できた。
ついでに換えた白色LEDポジションランプもなかなかに好印象だ。
将来的にはヘッドライトのLED化も考えているのだけれど、最近は白色LEDにイエローのスクリーンをつけて黄色にする手段があるそうで、これも面白いなと考えている(笑)
※夜間撮影は三脚+タイマーシャッターが原則を実感。何しろ面倒臭がって「大丈夫じゃね?」と手持ち撮りした奴がことごとくブレブレに。
今回わりと気に入った画像。
別バージョンを写真館に載せときましょう。(期間限定)
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■レッツチャレンジ!
さて、一応「車検対応品」をうたっているこのバルブ。
だが見た目はしっかりイエローだし、能書きにも「車検時の検査官によっては……」的なエクスキューズが書かれている。
本当に車検は通るのだろうか?ここはやはり一度実際に試してみないといけないのではないだろうか?
※「車検前にノーマルバルブに戻すんだったら車検場でダメ出しくらってから交換しても手間は一緒だよな」なんて考えていません。
ええ、考えていませんってば!
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某日。VMAXとしては4回目のユーザー車検。
いつものあれやこれやに加え、ノーマルH4バルブとヘッドライト周りをバラすのに便利なTレンチやヘキサのコマを持って運輸支局へ向かう。
さてと検査ライン。
検査官の方による目視検査もこれまたいつも同様なのだけれど、案の定、ヘッドライトを見て考え込む姿にドキドキする。
ライトの前にボードを当てて色を見て。ハイビームとロービームを切り替えて。
「ん~、黄色ともいえるんだけどなぁ……バルブはイエローバルブですか?」と聞かれたので、「いえ、車検対応のイエローではないという名目の奴です!」と明るく答えてみる。
「ん、、いいでしょう」とパス。ふ~……っ!(安堵)
その後の自動ラインによる検査は全て一発OK。
色はともかく、「光量どうかなー」と心配してた光軸(&光量)検査も問題なしだった。
「よーし、これで大手を振って走れるぞー」
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というわけで、能書きどおりめでたく「車検OK」になりましたとさ。(パチパチ)
とはいえ、正直見た目はイエローだし、客観的にはNGと言われても仕方のない品物だと思う。
車検対応の色温度が数値で規定されていない(というか正確に測る方法がない)以上、「黄色か否か」の判定が検査官の印象次第になるのは仕方がないところ。
となれば、人によってバラつきがでるのは避けられないだろう。
もし、俺同様に「イエローっぽいけど車検にチャレンジしてみるか!」な方がいるのであれば、「NGになっても泣かない」「必ずノーマルバルブ(と交換工具)を持参する」をお勧めします。
#「お腹がいっぱいになった午後一番の時間帯だと通りやすいとかあるのかなぁ……」(をい)
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