■YAMAHA VMAX 1700 (VMX17) メンテナンス編

 

USB更新&電源サブハーネスキット接続記

ワイズギア・モーターサイクル用電源サブハーネスキット
ワイズギア・モーターサイクル用電源サブハーネスキット(Q5KYSK063U01)


デイトナ バイク専用電源2.1A USB1ポート

 取り付け   インプレ NEW

 

 

garage Ak!rA

 

<2016年4月>取り付け 

約束しちゃいましたしね

※今回は詳細な画像が少ないのでイメージでお楽しみ下さい。【イメージ?】

 それはうちの四輪車でのこと。
 とある日、USB充電器(シガーソケットからUSB電源を取り出すアレ)が壊れてしまったのだ。
 買い換えねばとショップへ行くと、「2アンペア出力でタブレットも楽々充電!」のお題目の着いた奴が目に付いた。
 どれどれと買ってシガーソケットにがちゃりと刺してスマホをセットして…「なんじゃこりゃぁっ!」
 もの凄いスピード(当社比)で充電されていくではないか!
 うちのスマホは一応最新型なので急速充電にも対応している、だが純正充電器でなくてもここまでイケるとは思わなかった。

……と、ここで気が付いた。バイクのUSB電源も2Aにすれば、同じくらい早く充電できるんじゃないだろうか?

 今VMAX(とセロー)に付けているUSB電源の出力は1A (だよな?0.5Aじゃなかったよな?)

 これだと、ナビゲーションとして「MAP表示、GPS起動、WIFI起動、明るさ最大」で使っていると、じりじりとスマホのバッテリー残量表示が減っていく。

 もちろん日帰りツーリング程度ではなんの問題ないのだけれど、気にならないといえば嘘になる。
 最近はバイク用にも大出力のものが沢山あるし、買い換えてみるとしよう。

 そしてふと思い出したのが、以前のこのお約束

>※ワイズギアのハーネスを使う方が安心なのは判っているので、次に何か追加する時にはきちんとこのパーツを 買うことを自分に約束させる。

 判りました、ええ、買いましょうとも。

 さくさく発注、さくさく到着。

 まずは今までのUSB電源を取り外す。
 配線はライト裏、ポジションランプから分岐させていた電源とアースをカットする。

 新しいUSB電源本体は前と同じ位置、ハンドル右側にバンド&タイラップ留めでセット。
 この電源にはプラスチックのカバーが付いている。
 今まではゴムカバーだったので(USBを接続して)走っているとペラペラめくれて気になった。これが解消されたのはありがたいこと。
 でも土砂降りの時の防水性はどうなのだろう?まぁヒューズも付いていることだし大丈夫だとは思うのだけれど。
※マニュアル的には「雨天時には途中のコネクタを抜いてください」とのエクスキューズあり。


開閉はちょい固めで

 気になったのはコードが意外に長かったこと。これだと丸めてもライト裏には納まりそうにない。
 どう取り回すか、あるいは切るか。ハーネスキットを繋いでから考えるとしよう。


 さて、そのサブハーネスキット。

 前回の繰り返しだけれど、このハーネスは「メインキーがONの時にバッテリー直の電源を3つ取り出すキット」になる。いわゆるリレー接続電源だ。
※常時接続ではないのでバッテリー上がりの危険性が少ない&専用線で大容量の電流を確保できる。

 あらかじめ調べておいた通り、配線は全長2.5mとたっぷりの長さ。
 「これならバッテリーからライト裏まで引っ張っていくのも楽々だぁ」と思っていたのだけれど……なんとこれ、長いのは「バッテリーからリレーまでの長さ」だった。

<解説>
■バッテリー接続部(+-ヒューズ)
~2.5m~
■リレー部(ウインカーリレーへ割り込み)
~50cm~
■取り出し電源部が3つ  
・取り出し電源部の長さはバラバラで20cm~50cmくらい。
 詳しくはワイズギアのサイトででも。


こっち側が長くてもねぇ
(左上に伸びているのはヒューズ)

 うちのVMAX1700だと、バッテリー(ダミーカバー下)とウインカーリレー(右サイドカバー内)はごく近い。この長さは完全に無駄でかえって邪魔になる。
 そして逆に取り出し電源部は、リレーからのコードが短くてライト裏までは引けそうにない

 「さーて、どーすっかなー…」 (完全に事前調査不足ですな)

 うんうん悩み、配線をこねくりまわす。
 あれをこうしてこうやれば…うん、じゃ、とりあえずはこんな感じで。

 まず、純正のウインカーリレー配線に割り込ませてあった自作ハーネスを取り外す。お疲れお疲れ。


いずれまた使う日があるかと

 代わりにハーネスキットの配線を割り込ませる。
 純正コネクタは3線式2線のみ使用、キットは3線式3線使用(汎用)だがもちろん問題なし。


代入OK

 バッテリーには素直に接続し、余った長い配線はまとめてシート下フレームに留めておく。
 余分な配線にはデメリットしかないので切るのがベストなのだけれど、別途出ているヒューズ配線がどう繋がっているか判らないので加工したくなかったのだ。
#いずれまた再考っと。

 3つある電源取り出し部。
 長さはバラバラだけれど、一番長いものでも50cmしかないのでエアクリーナーボックス横へ持っていくのが精一杯。

 ここで先のUSB電源の配線が長かった事が功を奏した。
 これを目一杯伸ばしていつものルート(ライト裏→キーシリンダー下→右フレームに沿わせて)にセットすると、先の取り出し部まで届いたのだ。
 「ふ~、配線延長せずに済んで良かったぁ~」
※延長させる事自体は難しくないんだけれど、後々のトラブルの元は少ないほうが良いわけで。

 取り出し電源部の加工。

 サブハーネスと外部機器(ここではUSB電源)との接続には、キットに用意されている端子を使ってメス型のコネクタを作る必要がある。

 USB電源の配線をカットして端子を付けて。
 出来上がったプラス・マイナス2つの端子をコネクタに入れるのだけれど、さて、USB側の+はヒューズの付いている方として、ハーネスキット側の+はどっちだろう?
※説明書には記載無し:一応プロ向けだからかな?

 いそいそとチェック。
 いつもの簡易チェッカーのアースをバッテリーに繋いで、キーをONにして、ハーネスキットの端子に触ればプラスの方ならランプが点くはずで…「バチッ!」

 ハーネスのヒュースが切れました。

 『良い子のみんな!仕切りのないオス型コネクタのチェック時には、両方の端子に同時に触らないように注意が必要だぞ!』

 「なんで仕切り付いてないんだよ!そもそもバッテリー側がオスって変じゃないかよ!」とぶつぶつ呟きながらヒューズを交換する。

 もちろん、これに使われているミニサイズの10Aヒューズなんてガレージには在庫なし。
 でもVMAX本体の交換用ヒューズが同じサイズ・容量だったので助かった。
※このあたりもワイズギア製品ならでは…かな?

<俺メモ>
 10Aのヒューズ、忘れないうちに購入しておくこと。
 (予備の予備も込みで)

 慎重に再チェック。
 ハーネス側は、茶色(金?)側がプラス、黒側がマイナスと確認できた。

 指差し確認を3回して、プラスマイナスを合わせて作ったメス型コネクタを接続する。
 USBケーブルとスマホをつけてキーをON。よし、充電OK!

 ふうと一息ついて、今度はグリップヒーターの接続を開始。

 この配線は既にサイドカバー内まで引いてあるので、一番短い(近い)取り出し部へ繋いでやることに。
 加工と確認は先と同様。キーオンしてグリップのスイッチを……よし、無事スイッチが赤くなりました。

 あとはもう一度配線を見直し、全体をできるだけ綺麗に収めて、要所をタイラップで留めてやる。
 余分に長い部分はさておき、他は結構きちんと収まってくれたような。
※これでサイドカバーの中もちょい余裕ができたかな?


割とすっきりできた気が

 3つある電源取り出し部のうち、今回使わなかった1つは予備ということでシート下に仮固定。
 ETC用、あるいはウインカーポジション用として使ってもいいのだけれど、配線を延長する必要があるし、他に考えていることもあるので今日は略。

 肝心の「スマホの充電速度が本当に上がったか?」については今後確認していく予定。
 そして、「もしかしてグリップヒーターをリレー化したことで今までより温かくなってくれたりしないのか?」についての確認は…来シーズンまで保留かな?(ずいぶん暖かくなってきたからね)

 「あー、ここまでで3時間掛かったかー、さーて、これから外装戻して、ついでにスクリーンを夏用に換えるかぁ!」

#ホントこの電気系の奴ってのは、接続そのものより配線の取り回しに時間食うんだよな。


<2016年4月>その後 

どうやら大丈夫そうです

 その後1ヶ月。
 ちょい乗り&ツーリングに使ってみた結果はこんな感じに。

■USB電源
 GOOD、ばっちり充電できる。
 先の「MAP表示、GPS起動、WIFI起動、明るさ最大」に加えてGPSロガーまで使用しながら走ったのだけれど、しっかり充電してくれた。
 さほど時間もかからず100%の充電が完了、これなら長距離ツーリングでも安心して使うことができる。
 セロー用もこれに入れ替えようかな?ロングツーリングにはセローを使うことも多いわけだし。

■ハーネス
 問題なし。
 長かった配線(バッテリー~ウインカーリレー間)はやはりカットすることに。
 まだ未処理なのだけれど、ヒューズも普通にプラスに割り込ませてあるだけのようなので単純作業で済みそうだ。




 

 

 

■ご注意■
 当サイト内における整備・メンテナンス・操作は素人の手によるものであり、かつその記述内容には誤り、思い違い、記載漏れ等のある可能性があります。
 この為、説明を真似て作業した場合でも、故障、事故、怪我等の危険性があります。
 このようなトラブルにつき管理人は一切の責任を負いません。作業は個人の責任においてのみ行ってください。

■ VMAX1700 コンテンツ一覧 ■


 

戻る VMAXへ戻る