デイトナ アクセサリー電源ユニット D-UNIT WR
■前回しっかり作ったつもりだったんですが
VMAX1700のアクセサリ電源取り出し部を換えてみようと思う。
もはやバイク乗りには必須、最近では純正でも用意されていることの多いアクセサリ電源(キーオン時にのみ電流が流れる電源)
うちのVMAXにも早々に取り付け、その後ヤマハ・ワイズギアのキットに換えてもある。
便利に使えていたのだけれど、実は昨年あたりからちょい調子が悪い。
具体的には、スマホの充電が今一つなのだ。
装着当初は「USB電源キットも2.1A対応に換えたし、がんがん充電されるぜ!」だったのだけれど、マップ・ナビ・GPSと使っていると……「あれ?バッテリー減ってないか?」
充電されないというか、じわじわと充電率が減るというか。
当時とはスマホも変わって消費電力も多くなっている(?)し、一度見直してみる時期なのかもしれない。
先のコンテンツのとおり、ワイズギアのキットは結構きちんと作った・取り付けたつもりでいるし、まだ8年しか使っていないのだけどね。
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交換品探し
……というわけで製品を探してみる。
同じような環境で使っているセローは万事問題なし。なのでセローと同じ品を買えばいいかと思っていたのだけれど。
セローで使っているモデルはこちら
この製品、いくつか新作が出ている様子だった。
Amazonサイト:デイトナ(Daytona) バイク用 アクセサリー電源ユニット
中でも気になったのが、防水対応でヒューズレスのモデル。D-UNIT WR
VMAXでは本体はシート下、もしくはサイドカバー内に装着する(予定)
なので防水である必要はないけれど、ヒューズレスなのはありがたい。いざという時チェックする箇所が少ないのは便利なものだから。
肝心の容量(電流量)は5~7.5A(トータル20A)と十分すぎるほど。3系統あるのもこれまた充分だった。
さくっと購入する。
セローで使っているモデルと違いロゴ等のないシンプルなデザイン。そしてヒューズレスなので中を開ける必要もなかった。
Amazonサイト:デイトナ(Daytona) バイク用 アクセサリー電源ユニット D-UNIT WR
シンプルかつ小型でした
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交換作業
作業開始。
まずはVMAXの外装外し。「ああ面倒臭い面倒臭い……」(定期)
ワイズギアのキットを外す。「え~、これがこうであれがこれで……」
こんな時、当時付けておいたタグが役に立つわけで。
配線にタグを付けておいて本当に良かった……
お疲れさま
さて、今繋げている(使用している)電源はグリップヒーターとUSBだ。
接続のコネクタが変わる(2極コネクタ→ギボシ)のでこれらの端子は切断する。
ACC電源の取り出し部分は、ワイズギアのコネクタで綺麗に取り出せているのでこれを流用しよう。
切断した各コードに(プラスマイナスを確認しながら)ギボシを取り付け、新キットに接続する。
新キットに用意されている3系統のうち、使用するのは先の用途の2極のみ。
コネクタならまだしもギボシなので、使わない1系統はビニールテープで絶縁しておく。
後々つまらないトラブルで悩まないためにも
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動作確認
指差し確認の後、パンパンと手を叩いてお祈りしながらメインコードをバッテリーに接続する。パシッという音とか焦げ臭い匂いとか無し(重要)
もう一度指差し確認してからキーオン。パシッという音とか焦げ臭い匂いとか無し(再)
グリップヒーターオン。作動ランプ点滅確認、OK
USBコネクタにコードを繋いでスマホを接続。充電ランプが……「ありゃ?」
ランプが点かない。スマホは沈黙、充電されていない。
ううむと悩む。
グリップヒーターはOKだから、バッテリー、ACC、本体の接続に問題はないはずだ。
「一番怪しいのはここか」と自分で作ったUSBのギボシを抜き差しするが変わらず。
ならばとテスターで測ると「あれ、大丈夫だぞ?」
ギボシまできちんと電源が来ている。となると問題はUSBキット側、でもこれは(調子は今一つだけど)昨日までOKだったのだ。
「面倒なところが壊れたんじゃないといいけどな……」と、まずはUSBケーブル上のヒューズを確認する。
ヒューズは切れていなかったが端子が汚れ気味だったので掃除する。再接続後、念のためにともう一度キーオン、するとぽっと点くスマホの充電ランプ。
「ここかよ!ヒューズの端子かよ!」
そしてそして、もしかしてだけど、これまでなんとなく調子悪かったのは電源取り出し部のせいではなく、このヒューズの端子が原因だったんじゃ……
「仕方ない仕方ない、換えたものは仕方ない」と呟きながら配線を整理していく。
ケーブルをまとめて、要所要所をタイラップで固定して。
うん、綺麗に収められた気がするぞ。
本体が小さいので全部シート下に収めました
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「ってことは交換しなくても良かったのかもな、そうだよな、前回あれだけ慎重に作業したしなぁ……」とくよくよ考えながら作業したのが悪かったのか。
最後の外装戻しで、エアインテークを床に落とすという大失態をやらかしてしまう。
「ああ!15年間無傷だったのにぃ!」(しくしく)
そのうち磨いてやるぅ!
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