■YAMAHA VMAX 1700 (VMX17) メンテナンス編

 

プラグ交換(大騒ぎ)記2

 プラグ交換
銘柄も前回同様で

 

 

garage Ak!rA

 

<2018年5月> 

お久しぶりです

 重い腰を上げて(?)VMAXのプラグを交換する。

 前回の交換は2011年12月、走行距離26,000km付近。
 現在の走行距離、約66,000km
 なんと6年半、4万キロも放っておいたのだ。 「ホントすまんのぉ、VMAX……」
#それでも快調に動いていたってのがすごいけど。

 ここまで手を付けずにいた理由はもちろん、「手間がかかるんだよっ!それも物凄くだよ!」

 手間がかかるメンテは珍しくないし、覚悟もしているのだけれど、VMAXのプラグ交換は「時間をかけたからといって終わるとは限らない」のが困るところ。
 詳しくは前回のレポートを参照ということで。

 もちろん今回も大変に手間がかかったのだけれど、以下ポイントだけ挙げていこう。

 まずは外装はがし。
 シート、トップカバー、サイドダクト、バッテリー&ケースと、最初に全部外してしまうのが結果的に一番楽。


バッテリーを外すので、後で時計合わせが必要

 最初は小手調べに(?)右前プラグ。

 ここは比較的手が入りやすく作業し易い。
 前回のシリコンスプレーが効いていたのか、プラグキャップ(正確にはダイレクトイグニッション)はすんなりと抜けてくれた。

 外れたプラグ、状況は悪くなし。


見にくいですが端子部の汚れは小

 後ろバンクの2本はやや面倒。

 ちょい引き抜きにくいキャップは、前回最後に使った「割りばしを当てて下からコンコン方式」で外れてくれた。

 プラグはプラグレンチにTレンチ&延長バーをつけて脱着する。

 さて、ここまでは比較的順調……というか予定通りに作業が進み、かかった時間はプラグ3本交換に1時間、それ以前の外装はがしに少々というところ。
 ここ、覚えておくように!テストに出ますよ!

 一旦バッテリー&ケース、コネクタあれこれを戻してエンジン始動チェック。問題なし。
 これをここでやっておかないと、全部交換後にエンジンかからなかったら原因究明が大変なことになるわけで。

 きちんと動いたエンジンに満足したら、「さて、んじゃ問題の最後の奴をやっつけるか!」


 問題の最後の奴、左前プラグ。

 キャップは割りばしコンコンで緩んだ。
 だが、例によって抜けてこない。キャップが抜けるスペースが上部にないからだ。

 ナナメにしたり邪魔なケーブルを押し込んだりしてやっとのことで抜く。
 当然、キャップより長く、途中で曲がる形状のプラグレンチがすんなり入るはずもなし。

 知恵の輪状態でレンチを押し込んだ後も、プラグレンチにかけた14mmレンチをぐるり回すスペースがない。
 1/6回転ずつ、それも毎回表裏を変えてちまちまと回していくのみ。
 それなりに緩んだ後も、指先で回すには相応の力が必要で……「あーっ!手の大きさがが半分にならねぇかなぁっ!」

 外れたプラグが付いたプラグレンチを引き抜くのに(略)
 新しいプラグをセットするのに(略)
 プラグレンチを入れる(略)回す(略)

 「修行じゃ、これは修行なのじゃ……」(悟)

 このプラグ1本の交換に、たっぷり1時間かかってしまいましたとさ!

 というわけで、とりあえずプラグ交換は予想通りに(?)終了。

 前回4時間かかった(!)プラグ交換を2時間ちょいまで短縮することができた……のは良いのだけれど、作業中についた悪態の数は前回同様という有様だった。

 ホント、せめて左前だけでも「こうすればすんなりいくんだぜぃ!」な方法を見つけたいのだけれど。

 手順が判っていた&特に失敗していないでこの状況なので、これ以上の時間短縮は難しいような気がする。
#レンチを逃がす方向さえ決められればもう少し早くできるかな?
 これにヤマハの通常の作業単価を掛けるとプラグ交換の工賃は……おー怖っ!

 ともあれ、これで当分の間プラグに関する心配はせずに済む。

 次の交換は10万キロ突破の時かな(笑)


端子部は良好だったけれど、プラグ自体はお疲れ気味かも。まあ実害はないんだけどね。




 

 

 

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